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[東大への道筋]我、勉学に目覚めし者

このスレッドはたったいま勉学に目覚め、東京大学へ行くまでのスレッドです。
#できるだけsage進行で。


サイト管理者よりお知らせ

ここをクリックして追記部分を読み飛ばせます。)

2009年9月追記: このページは2004年6月23日から更新されていません。
また今後も更新する予定はありません。ご注意ください。
ただし何かの参考になる可能性もあるかと思い、デッドリンクにならぬよう削除はせず、現状のまま公開を続けることにします。

このページは2chの(おそらく)大学受験板の同名スレッドの内容を基に個人的にまとめたものを
テンプレとして利用できるようWWW上に公開したものです。
内容は2004年のものですが、現在でも受験生にとって有用な情報が含まれていると思います。役に立てば幸いです。
このページの内容をコピペし利用するのは、もちろん自由ですが
ネタ元が2chの当該スレであることを投稿者へのリスペクトとともに表示して欲しいと思います(誤解なきよう)。


(チラ裏より一言二言)
ちなみに編集当時、私は受験生であり、アドバイスを参考に勉強した結果、そこそこの某大学に入学することができました。
その経験から振り返ると、授業中に集中すること、これが一番重要だったと思います
試験前に自力で勉強して優秀な成績をとれるのなら、講義に出ず独学で勉強しても効率的ですが
大半の人間にはなかなかできるものではありません。
授業を真面目に聞いていれば試験前の復習も軽くて済みますし、
授業中の先生の何気ない余談が役に立ったりするものです。
せっかく授業料を払っているのだから、教科書には書いていない生の声を大事にすればよかったと
現在では強く反省しています。
授業内容が分からなかったときはできるだけ早くリカバリすること。
分からないことをベースに新たな事を理解するのは非常に困難です。
「分からない部分」は物凄い勢いで繁殖します。早期の退治が肝心ですよ


収録レス:Pert7の>>1-50

Memo

学習のポイント

学習のポイントは、脳に繰り返し刺激をあたえ、学習したものをすぐに引き出せる記憶として成立させることです。 1度覚えたものを覚えなおすとき、新しく脳に刺激があたえられます。 それによって以前に覚えたときよりも強い記憶として残ります。 それを何度も行うことで記憶を定着させます。 ここで問題となるのが何回繰り返すかですが、 ゲイツによると、新しいものを覚える時には、読む時間「1」に対して、 暗唱する時間「4」が最も効率の良いそうです。

これを受験に応用すると、 例えば、「文法の問題集を解くとき(まず、今回解く範囲を決めて)1回解く、そして理解する。その後、間違えたものを4回解きなおす」のが良いということになります。 このとき、同じ問題をすぐに4回解きなおすのでは、脳に刺激がいかないので、間違えた問題を4週するといいです。

勉強しているうちにやる気が出る

人間の脳の中には「側坐核」という部分があり、 側坐核が刺激されると、アセチルコリンという神経伝達物質が出る。 この物質がやる気を起こす。 この側坐核の神経細胞は、自己興奮、作業興奮という性質があり ある程度の刺激が来ないと活動をはじめない。 つまり、やる気がなくても勉強をはじめると 勉強しているうちにやる気が出てくる。

受験勉強の鉄則

過去問に目を通さないで勉強するのは、 目的地が決まってないのに旅行に出発するようなもの。 受験勉強ってのはあくまで 「志望大学の問題で合格点を取る」という 最終目標に向けて勉強するものだってことを忘れないこと。 最終目標がどのレベルにあるかを最初に知っておき、 そこから逆算して自分に必要な勉強量を割り出すようにすること。 これは受験勉強の鉄則。

朝食は抜かない

朝食を食べると記憶力・習得能力が増す。 「デンマークの国立労働健康研究所のワイオン博士が 10歳児を対象にした研究で明らかにした。 1日の必要摂取量の約25%を朝食で摂取すると、 計算能力・創造力が高まった。 メキシコで開催された“朝食とパフォーマンス”サミット(3日間)に 栄養学・心理学・神経科学など世界中から専門家が集まったが、 朝食は記憶力・問題解決力・創造的思考力が向上し、 教室での子供たちの活動を良くするためにも重要であるとの見解が一致した。 又、朝食は青年や中高年の知的活動にも重要な効果があることが討議され、 8〜80歳の人々を対象にして、炭水化物を摂取すると、 短い話を記憶して話す能力が高まるという研究も紹介された。

朝食をきちんと摂取すると、なぜ学習能力が高まるのか? これまで炭水化物のグルコースが記憶力と 脳の活動に何らかの影響を及ぼすとされており、 朝食を抜くことで生じる短気記憶(10秒ほどしか保持出来ないような記憶)は グルコース摂取により回復することが明らかになっている。

英語学習法

単語集の暗記に全精力を注いで自爆する人が多い科目ですが、 きちんとやれば誰でも得点源にできる科目です。

1. まずは、読むための文法の習得と基本語彙を覚えるのが第一。
安河内のはじめからていねいに(高校初級の文法)、英語構文150(構文)、速読英単語入門編(語彙)をつぶします。
2. 次は、精読を身につけます。
構文のつかみ方と文法の強化をするのが目的。 基礎英文問題精講(文法、構文の復習強化)、ポレポレのライオンがついていないところ(構文のつかみ方)、 後、空き時間でAll in One(直読直解の練習、文法の復習、単語熟語の強化)を覚えます。
3. その後は、やさしめの長文問題集をどんどん覚えていきます。
センターの長文問題集、速読英単語、速読英熟語など 文法もこの段階あたりから対策していきます。 山口英文法→桐原の英頻
4. 長文のストックができたところで、長文の読み方を覚えます。
横山ロジカルリーディングでキーセンテンスの見つけ方を覚えましょう。
5. 後は、入試レベルの長文問題集をひたすら覚えていくだけです。
速読英単語上級編、長文問題精講など
6. 英作文対策は、文法の問題集の暗記が終わり、英文をたくさん読み込んだ後
大矢英作文の講義実況中継でしあげます。

英文解釈の勉強法

1. まず和訳を読んでから英文を読んでみて、意味がとれるかどうかを判断する。
2. 語句を参考書や問題集の語句欄、電子辞書で調べる。
復習用に問題集の余白に特に覚えたい語句を黒のペンで書き出すとよい。 文法的な解説を読んで英文を理解する。
3. 4回通読する。 (目標)英文だけ見て意味がとれるようになること。

SQ3R学習法

SQ3R学習法 the SQ3R Method は,欧米では広く推奨されている学習法である。 SQ3Rというのは,Survey(概観する), Question(質問,疑問をもつ), Read(読む), Recite(暗唱する)及び Review(復習する) という単語の頭文字をとったものである.

(1) Survey stage (概観段階)

これから学習することを「ざっと読む」こと, 概要をつかむこと, 見出しに注目すること及び絵やグラフを吟味することを含めて, 全体の概略をつかむ段階である.

(2) Question stage (質問段階)

前の段階に続いて「ざっと読み」をするのであるが, 見出しをもとにして,「...とは何か」というように, 自分で質問をつくってみる段階である.

(3) Read stage (読む段階)

前の段階で自分でつくった質問を頭に描きながら, 材料を熟読する段階である.

(4) Recite stage (暗唱段階)

この段階は「読み直し」の段階であるが, 見出しやその他の手がかりとなる諸節について いろいろな質問を描きながら読み直しをするとともに, その節の中心的な内容を頭に描くようにつとめることが課題とされる.

(5) Review stage (復習段階)

この段階では,すでに暗唱できた点やまだ暗唱できていない点を チェックするとともに.質問を再び頭に描きながら, 概略の見直しをする仕上げの段階である. ちょっと時間をおいてから再び復習すると, 学習が回復され,強化されるからである.

長期記憶

長期記憶には大まかに分けると、 宣誓的記憶と手続き的知識の記憶があります。 宣誓的記憶はことばで述べられる記憶であるが、 手続き的知識の記憶は述べにくいという点で2つが区別されています。 また、長期記憶の最も重要な特徴は情報が構造的に貯蔵されているところにあります。 構造化されていることで、自分がほしいと思う情報を効率よく探し出せるというわけです。 この構造化の違いによって、宣誓的記憶は意味記憶とエピソード記憶に分類されます。

パレートの法則

これは、ものごとは8対2に分割できるというもので、 「8割2割の法則」ともいいます。 本当に大切なのは全体の2割であって、 そこを押さえれば80点はとれる (100点をとろうとすると10割を押さえないといけない)

脳を活性化する歩き方

  1. 朝、早起きして歩く
  2. 緑の多い所や、いつもと違った場所を景色を見ながら歩く
  3. 背筋をピンと伸ばして歩く
  4. つま先に体重をかけて歩く

記憶

何か注意・興味が向けられるとその情報が海馬に送られ、 シナプスの活動が活発になる。これが、記憶を留めること。 留められた記憶を頻繁に呼び起こすことによりシナプスの繋がりがより強固になり、 何年も忘れない記憶となる。 各連合野に貯蔵された記憶を呼び起こし、 総合的に結びつけて1つのまとまりにするのが前頭連合野。

テープの作り方

6分間のエンドレステープか6分程度のものを1セット作って90分テープに繰り返しダビングしたものを使います。

吹き込みの例
「今、受験勉強をしています。どんどん勉強がはかどります。 以前わからなかったとこもわかるようになっています。とても楽しい。 気がつくと、いつの間にかびっくりするほど進んでいます。勉強がはかどります。 記憶力もぐんぐん良くなってます。 今、試験会場にいます。問題用紙が配られました。知ってる問題ばっかりです。 知らない問題も、ちょっと考えると、スラスラ解けます。 忘れかけていたことも、なぜか思い出せます。 ペンがスラスラと走ります。 今日は合格発表の日です。掲示板にかけよってみると、自分の受験番号があります。 合格です、合格したのです。やりました。 体中にジーンと感動が走ります。家族や先生に合格を知らせます。 とてもうれしい気分です。」

このようなテープを作成して寝ている間も流し続けます。 寝ている間にも「やる気の基」を深層意識にインプットさせるためです。 毎日つづけていると、「達成した」という実感を感じることができます。 目的がハッキリと自分の深層意識にインプットされたといえます。

脳はビジュアル化されたものと、現実の区別がつかず、 ビジュアル化されたものを実現しようとして働き始めるのです。 少々面白いテレビがあっても、遊びに行きたくても、横になってボーっとしたくなっても、 それを超えるだけの動機付けができていますので、 これで勉強に専念できるようになります。

記憶ノート

勉強中に「覚えておくべき」と思った事を書き留めておくノートをつくります。 科目も項目も一切分けないで混合し、時間軸にそったシステムにします。 ノートにはなるべく印象に残りやすいように大きい字でかきます。 そして、このノートは全ページ使い切るまで毎日すべてのページを繰り返し読みます。 そして全ページが埋まったら机のすぐ近くに置きます。 ノートが増えたら順にナンバーをふって並べます。 このとき、古いものが右にくるようにします。

1日に1冊以上もっとも右(古い)ものを取り出し、全ページを復習します。 復習し終わったのは一番左に移します。 また、新しく追加するノートも一番左に置きます。 ナンバーが前後してしまうのはかまいません。 こうすると漏らすことなくどのノートも一定間隔で復習できます。

試験合格独学術の最高の方法

問題集に解答を書き込む

資格試験を受験するとして、それまでその内容にふれたことがないとしましょう。これ は、大学受験の理科、社会で科目変更したりして、授業を受けたことのない科目を学習す るばあいも同じです。

まず、その科目の問題集を用意します。解答の詳しいものを選びましょう。つぎに、赤 の水性ペンと、黄色とピンクの蛍光ペン、赤のチェックシートを用意します。 問題を読んだら、解答をすぐ見て、赤の水性ペンで解答を問題集に書き込みます。 語句埋めのときは、解答が選択肢であっても、必ず、正しい語句に直して文を完成させ ます。

文章の正誤問題の場合は、文を絶対に読まずに、解答で正解が何番かを確認し、正し い文章をピンクの蛍光ペンで塗ります。

問題が、「誤っている文を選べ」であったら、解答になっていないものが正しい文章なの でそれをピンクの蛍光ペンで塗ります。このとき、誤答の選択肢を読まないように注意し てください。誤答の選択肢は、解説を見て、どこが間違いなのかを確認したら、できるだ け記憶しないように誤答の文を黒のボールペンで正解の文章に直します。正しい文章に直 せないようなら、黒のボールペンではっきりとバツをつけます。間違った文章はなるべく 目にしないことです。

記憶をチェック

この作業が完了したら、問題と解説を二回読み、チェックシートをかぶせて語句埋めの ところなどが記憶できたかどうか確認します。

瞬間に思い出せないなら、すぐにシートをはずし、再び確認します。シートをはずすと、 赤ペンで書いたところだけが突然と現れるので、脳への記憶刺激が強くなります。

シートを一秒間に二回程度の割合でかぶしたりはずしたりして、脳への刺激を加え続けながら記憶していきましょう。 黄色の蛍光ペンは、問題文や解説で重要なところを塗るのに使います。半分以上塗って しまってもかまいません。

問題集を教科書に

最短コース試験合格独学術の決め手は「問題集を教科書として活用すること」です。「試 験に出る八割は、全体の二割である」という法則がありますが、これを活用しようにも、 初めてとりくむ科目では自分でその二割をみつけることすらできません。ですから、問題 集を活用するのです。問題が中心でない教科考基本書、参考書の類は、用語の記憶に時 間がかかり、試験での重要ポイントがわからないので、最初に取り組むべきではありませ ん。

記憶から理解へ

しかし、これだけでは全体を網羅できませんので、意味がわからなくても記憶できた時 点で、文章で書かれた厚くない本を読みます。用語が記憶できているので、かなり読みや すく、文章が理解できます。問題集で設問になってなく、あまり覚えていなかった事項も、 覚えていることが核となってきわめて覚えやすくなります。

この時点で、個々の知識がつながります。いわゆる「理解」ができるのです。理解とい ぅのは、個々の知識が関連を持ってつながった状態のことで、記憶をその土台にしていま す。記憶がなければ理解もありません。知識と知識が関連づけられて覚えられている状態 のことを「明記憶」とよびます。それに対して「暗記」というのは、個々の知識が独立し ていて他とのつながりがない状態をいいます。暗記と理解が同時のばあいも多いのですが、 明記憶にいくためのプロセスは、「暗記→理解→明記憶」となります。

文章で書かれた本を読んだあとに、最初に使った問題集を読むと、さらに理解が進み、 記憶として残りやすくなります。ここでピンクの蛍光ペンで、自分が覚えておくべきことを塗ると、黄色とダブったところはオレンジ色になります。 その後は、もう少しレベルの高い問題集を、やはり同じ方法で記憶していきます。

過去問の使い方

過去問は今すぐ

受験勉強で一番大切なのは、過去問の記憶です。どの試験であれ、過去問の記憶は今す ぐ取り組まなくてはいけません。大学受験なら、いま高一、高二であっても、第三志望を とにかく決め、まずやるべきは過去問の記憶です。力試しにとっておくとか、今は解けな いからという理由で過去問に取り組まないのはどうかしています。直前にやってみて、解 けたら「ああよかったね」、解けなかったら「もうダメだ」でおしまいです。

また、過去問を解く目的は、学習の方向性をハッキリさせるためです。その方向性をも って過去問を記憶してこそ過去問がもっとも活きてくるのです。

過去問は二冊買おう

まず、過去問ノートを作ります。過去問題集をコピーするか、二冊購入してください。 一冊は奇数ページ、もう一冊は偶数ページを使用します。 過去問ノートの作り方は模擬試験ノートと同じです。問題と解答をコピーし、ノートの 左ページに問題、右ページに解答・解説をはります。穴埋めなどは、赤の水性ペンを使っ て問題に解答を書き込みます。問題や解説のなかで、自分にとって重要なところは黄色の 蛍光ペンで塗っていきます。問題集の使い方と同様、語句埋めのときは、解答が選択肢で あったとしても、もとの語句に戻して文を完成させます。資格試験に多い文章の正誤問題 の場合は、文を読まず、解答で正解が何番かを確認し、正しい文をピンクの蛍光ペンで 塗り、問題が「誤っている文を選べ」なら、解答の番号でないものが正しい文章なので、そ れを塗ります。誤答の選択肢は、解説をみて、どこが間違いなのかを確認したら、赤のペ ンで正解の文章に直します。正解の文章に直せないようなら、赤のペンではっきりとバツ をつけます。どういうところが間違った文として出されやすいのかもふくめて研究しましょう。

過去問ノ一卜は科目別

過去問ノートは、模擬試験ノートと違い科目別に作ります。このノートを、何度も繰り 返し読み、問題ごと記憶しましょう。解けるようになる必要はありませんが、問題を読ん だら何年に出題された何番といえるまでにすることです。すると、試験までに、そのレベ ルの似たような問題ができればいいということがわかります。

ヤマをかけて出やすいところからやるのは、あらゆる受験の鉄則です。当然それ以外か らも出るのですが、すべてを網羅することはできないので、出題頻度順にやりましょう。 「出題される八割は、全体の二割」という法則をしっかりと自分のものにして、学習の方 向性を決めるのです。すべてを網羅しょうとして明治に行くより、ヤマをかけて早稲田に 行きましょう。

コピー機は必備

過去問の記憶後は、予想問題を自分で選ぶことができます。問題集をやっていて、志望 校の問題に出ないと判断できれば、飛ばしてかまいません。

似た問題を集め、復習しやすくするには、コピー機が必要です。A4までコピーできる ポータブルタイプの家庭用でいいでしょう。たとえ、隣がコピーの置いてあるコンビニで も、自分専用のコピー機を用意することが大切です。コピー機は受験勉強をかなりやりや すくします。ぜひ装備しましょう。かなり安くもなっています。FAXのコピー樵能や、 ハンディコピー機は、本がそのままコピーできないので役に立ちません。

過去問は、予想問題だと思ってとりくむことです。そうすると意欲もわいてきて、記憶もしやすくなります。 資格試験だと、プール問題といって過去問とまったく同じ問題が出ることがよくありま す。過去問ノートこそ最高の予想問題集です。

上のコピペ【編集注:見出し「記憶ノート」以下】は去年の 「幻の名著「スーパーエリートの受験術」復刊運動」 からの引用でした。

★幻の名著「スーパーエリートの受験術」復刊運動について

受験勉強の方法論を解説した書としては発売から6年経った現在でも 依然最高峰に君臨する「スーパーエリートの受験術」(有賀ゆう 著) の復刊と新刊本の発行を求める運動が起こっています。

◎この本に関する賞賛の声
◎関連リンク

基本的やり方

  1. 書く
  2. 音読する
  3. 何度も復習

結局、基本的やり方はこの3つになる。

問題集を解く時、いきなり答えを書き込む人はいないだろう。 したがってノートに問題を写すなり、解答だけ別紙に書いて答えあわせをやることになる。 この後、間違えた問題は問題文丸ごと、「暗記する」。これがポイントだ。 その際、雑記帳などに何度も書きなぐり、音読するのがコツだ。 そして忘れた頃に復習する。つまり、五感を活用し何度も反復するしかないのだ。

そして、以上のような勉強法を使える教材を選ぶ必要がある。 英語で言うならば、英文と解説のみの「純粋な参考書」はお勧めできない。 問題を解く→解説を読む→考える→理解する→記憶する ここまでのプロセスを経ることで、記憶は定着しやすなり「本番での得点力」も身につくのだ。 そのためには、「解説の詳しい参考書型の問題集」を選ぶ必要がある。 これは自分自身で見つけて欲しい。一般的に薦められるものでも、人によっては 毒薬になりうるからだ。

簡単にできる記憶力アップ法

この3つを実施すると記憶効率が高まる。

ちなみに記憶の際に間隔をあけるとは、 6時間通して勉強するよりも、1時間勉強&10分休憩を6回やったほうが 記憶効率があがるということです。

八割習得したら次の参考書へ

つの参考書から次の参考書に移る基準は内容を八割習得したときです。 一般にある事項をマスターするには、4回以上の復習とある程度の時間が必要であり、 また、復習は基本的には同じ本に対してのみ生じます。←池谷さんの本より。 ですが、ある事項を別な形で反復すると記憶が確実になるという法則があります。 それらに加え、私の経験則から導いたのは八割習得したら次に進むというものです。

数学で大切なこと

数学で大切なのは何だと思う? ふふぁああ?暗記だと? この旨い餌のみ食おうと上向いて洟を垂らした抜け蛙めえが。 貴様らの言う暗記とは何じゃあ?ああ? 意味も分からぬ公式をひたすら頭の中で半鐘しつづけることか、 この能無しの脳無しの悩無しめえ。 てめえら、そのような事で成績があがると思っとるのかああ。 数学で大切なのはなあ、「つながり」じゃあ。 これから言うこと、耳かっぽじって聞きやがれい。 いまひとつの公式をてめえは学ぼうとしているとしよう。 さあ、貴様はまず何をする? ふふぁあああ、まだ覚えなきゃ覚えなきゃなどと、 あんこうのような口をばっくり開けて叫びまわってるのか、このうすのろめえ。 良いか?重要なことは「どのようにして導かれたのか?」を考えることじゃ。 それができていない受験生があまりにも多い。 どうやって導かれたのか、考えて考えて考えまくれ。 どのような定理や公式、定義からその公式は導かれた? どのような考え方が重要だった? その考え方は他の公式を導くときにも使わなかったか? その分野に共通する考え方が実はあるのではないか? その他、その他、その他。 ただ無心に考えろ。 考えることこそ勉強じゃ。 やがて知識が考え方により有機的につながる。 問題を解くという作業は、 公式を当てはめることではなく、 この有機ネットワーク全体を動員して結論を導くことだ。 そして、それこそが数学的思考というものなのだ。 億の知識は、一の考え方に及ばず。 この言葉の意味が分かるようになったら、合格だ。 頭悪いから駄目とかぬかしている暇があったら考えろ。

いきなり問題を解こうとする人間が目立つ。 しかし、問題を解くにはその分野での考え方が頭に入っていないと解けない。 問題を解くのに意地になると時間がもったいないし、 また大抵は解けないのでつまらない。 だから、はじめは「解答を読む」ような勉強をしよう。 ただ、ぼおっと読んでいるだけでは成果は上がらない。 解答を読んで、以下の点に注意しながら思考を繰り広げること。

(1)と(2)は最低限のこと。 これを怠ってるようでは百年勉強しても成績は上がらない。 本当に数学が得意になりたいなら次の(3)、(4)もする。

(1)〜(4)で、とりあえずひとつの分野を通読してみよう。 もちろん、紙と鉛筆を使って解答を追い掛けることも重要だ。 ひととおり終わったら、今度は解答を見ずに問題を解きなおせ。 解けなかったらチェックしてまた1時間後にやり直せ。 全部できるようになるまでこれを繰り返すことが肝要。 (2)と(4)で「考え方」と言う言葉がでてきたな。 一般にこの「考え方」というのは実にシンプルかつ美しい。 そして、公式と違って数も少ない。 よって、これを克服できるかどうかが数学の得手不得手の分かれ道になることを認識すること。 数学が出来ない奴の多くがこのことを認識せず、 甘い餌に飛びかかろうと暗記に走る。 そして、勉強量の割に成績が上がらない。

ノートの取り方

ノートを取りながら勉強しろ、という人がいる。 それを聞いて多くの生徒が家庭学習の時にノート作りに勤しむ。

ノート作りの利点とは、

(1)の意義は大きいだろう。 ここで注意しなければいけないことは、 [手を動かす⇒脳の活動を勉強に集中させる。] という流れがあることだ。 できあがったノートは復習として使える。 これはあくまで副産物にすぎないことに注意しよう。 つまり、「見やすいノート作り」などを目指してはいけない。 時間ばかり取られるだけだ。

あと、「詳しいノート作り」を目指す人間もいる。 これも良くない。 第一に時間がかかる。 ノートは暗号のようなものだけで良し。 こういうノートでは、復習をする際に 「暗号⇒頭の中で再構成化」 という作業を脳が営むようになる。

ちなみに僕は受験時代にほとんどノート作りをしたことがない。 その場で全て身につける、というスタイルを心がけていたからだ。 いわば、背水の陣。 復習できない、というデメリットがあるが、 適度な緊張感を保ち、頭を活性化させる、というメリットもある。 とは言え、最近は復習用のメモをとって勉強することが多くなった。 至って簡単なメモ。 勉強を終えたあと、軽くこれらを読みとおす。 そして、「メモ⇒そのメモが意味すること、背景の考え方」 が頭の中で再構成されているかどうかを確認する。 良いか? 目標は頭の中に 刻み込むことだ。 その手段は人それぞれ。 その目標を見失った勉強法は、青春の無駄使い。 このことを肝に命じておこう。

問題演習の仕方について。

問題演習というのは、 それまでの学習で身についた「考え方」を、 頭の中で再構成する作業だ。 問題を解くのは良いが、ただ闇雲に解くのではなく、 「なぜ間違えたのか?」 を確認するようにしろ。 単なる勘違いによる間違いのときもあるだろう。 しかし、多くの場合、それは 「考え方の欠如」 による失敗だ。 このときは貪欲に、「何が足りなかったのか?」を問題の解説から読み取れ。 解説が良く分からなかったら、他の詳しい参考書で調べろ。 徹底的に追及しまくれ。 それでも駄目なら、一旦メモをとっておいて、 次の日にもう一度自分で考えるか、教師に質問しろ。 絶対に取り逃がすな。 取り逃がしたら、受験で蹴落とされる。 それぐらいに緊迫感をもっていないといけない。 「まあ、いいや。」 と間違えたままにする奴がいるが、 それでは、百年たっても成績は上がらない。 考え方が理解できたと思ったら、時間を置いて解きなおしてみろ。 解けるまで、何度でも 何度でも 何度でも繰り返せ。

受験勉強は無駄?

受験勉強はくだらない? 受験勉強は役に立たない? ぬかせ、この青蛙の青大将の青二才の青息吐息の青黴の青道心の青侍の青蝿の 悪臭の悪趣味の悪疫の悪決のあこぎであざとくて浅はかな浅ましいあざらしの足の裏め。 仮に、そこで学んだ知識が役に立たないとしよう(少しは役に立つが)。 しかし、そこで学んだ考え方は、どこに行っても役に立つ。 社会に出ようが、研究に身を捧げようが、一生ルンぺで過ごそうが、それは同じ。 考え方は、一生を通じて、貴様らのかけがえのない財産になるだろう。 若い時に身につけたものならなおさらだ。

考え方

「分かった!」って思う瞬間。 誰でも経験したことあるだろう? それは、知識と知識が、ある考え方で結びつく瞬間。 そのときの感覚を思い出せ。 考え方も暗記するもの? やれやれ。全くやれやれだ。 お前達は何で日本語を話せるんだと思う? まさか、「暗記したから」とは言わないな? もしそんな単純なことだったら、 日本語ぺらぺらのコンピュータなんてとっくに出現しているだろう? 違うんだよ、全く。 脳みそというのは、「入れ物」ではないんだ。 「回路」なんだよ。 そして、それには脳科学的な根拠があるんだよ。

さて。 回路とはつながりがあるものだな? そして、それをつなぐもの。 それが俺の主張する「考え方」。 「詰め込む」んじゃない。

刻みなおせ。

段階的思考法

――段階的思考法――
それは、如何なる複雑な論理も、 単純な論理の組み合わせとして考える方法。 受験生の多くは、 どう考えれば良いのか? という時点でつまづいていることが多い。 段階的思考法は、数多くある思考法の中で、もっとも単純なものであり、 受験勉強を理解する上で、もっとも強力な思考法でもある。 そして、それは大学の勉強、いや、あらゆる状況で役に立つものだ。 基礎が大事、大事と念仏のように教師は唱える。 では、なぜ大事なのだろうか? 俺は、その答えが、この思考法にあると考えている。 例えば、複雑な分数計算は、 何段階かに分けて、分数計算を着実に進めていく。 絶対値のついた曲線を考えるときは、 絶対値の中にある曲線からまず考える。 同じように、あらゆる応用問題は、 基礎的問題の複合としてとらえることができる。 段階的思考、そして思考の調和。 この言葉を覚えておいて損はない。

受験数学は暗記

数学は暗記だ!!! 内容を理解し,流れをつかむ,答えや数値などを暗記するのでなく 問題の系統と解法を暗記するのだ! どんなに頭のいい人間でも一度も見たことの無い記号の意味などわからないはず. 公式を暗記するのと同様に,解法の流れを暗記するのだ! 無意識のうちに過去に経験した問題を回答を出すときに利用している. 見たことも無い,やったこともない問題など解けるはずが無い. 数学は暗記の積み重ねである,それを世間の批評家達は好ましく思わず 理解するのが数学だという、しかし結果的に数学は過去の問題の解法の 暗記の積み重ねによって,大学受験数学力をつけていくのである. 全く同じ問題は出なくても何らかの形で知識から引用しているはずだ. 例えば微積関連の問題が出たとする,問題が違っても微積の解法や 回答の流れの中で必ず以前やったようなとき方をしているはずだ. そうでなければ問題など解けるはずがない. 微積を習う前に簡単な微積の問題も意味がわからず解けなかったはずだ. それが解けるということは解法や意味を理解=記憶=暗記したからだ. 入試問題でも同じことが言えるはず. 受験数学は暗記の積み重ねである! ピタゴラスやガウスなどの数学者でないのだからゼロからの発想は ほぼ無理と断言というより受験数学ではそこまで求めていないのだ! よって受験数学は暗記である!!

■既有知識と理解

我々が何かを理解しようとする時,そこには必ず既存の知識があります. 既にある知識を既有知識と称しましょう.私たちが理解を行う時, この既有知識の概念が重要になってきます.

私達が理解するというプロセスはジグソーパズルに似ています. ジグソーパズルの場合,新しく当てはめるピースと既に出来上がっているパズルの部分とを, 巧く合致させる必要があります. 同様に私たち人間でも,既有知識にぴったりと合致した知識が流れ込んでくると, それはぴったりと頭の中に収まります.

知識を巧く当てはめられると良いのですが, 情報はパズルとは違い,いつもぴったり合致するものとは限りません. そこで我々は「情報」を「既存の知識に合う」ように「変化」させる必要があります. また,既存の知識に間違いがある場合は,「既存の知識」を「変化」させなくてはなりません. 私たちの頭の中で行われている情報処理は, 粘土で出来たジグソーパズルを組み立てるようなものなのです.

ですから,私たちの思考に必要なものは, 「情報を変化させる技術」 「既有知識の間違いを発見し,改修する技術」 という技術です.

もし,「情報」の側を変化させるべき時に, 既有知識を変更してしまうと,それは間違った形での知識の形成となります. 勿論,これは以後の学習によっては突き崩されることもありますし, そのような時は前の所から組み立てていかなくては成りません. 覚えておいて欲しいのは,この「間違い」は"悪"ではなく, 学習過程において必ず起こるものだということです. このような誤認と再認を繰り返して,人は学習していくのです.

既有知識と新情報の扱い方. この方法に熟達することが効率よく理解するための第一歩となるでしょう.

■忘却の原因

記憶には何かを覚える「記銘」と脳の中にとどめておく「保持」,思い起こす「想起」があることは述べました. 想起が出来ない事を一般に忘却と読んでいます. では何故忘却が起こるのかと言うと,大きく分けて二つの原因が考えられます. 一つは相互干渉,もう一つは逆向抑制です.

相互干渉は学習したものや経験したもの同士が相互に干渉試合,忘れさせる事です. 特に,

という条件を満たすと相互干渉が起こる可能性が高くなります.

つまり,この逆を行えば記憶は長く想起の可能性を持つ事になります. 寝る前に覚えて,就寝すると朝になって覚えている事が多いのもこれが原因だと考えられています

作業興奮

みなさんは学校でいやいや掃除をしていたが、次第に楽しくなり熱中したことありますよね。 これは作業興奮という事象が関係しています。 作業興奮とはどのようなことかというと、やる気がなくても勉強をはじめると勉強しているうちにやる気が出てくるということです。 どういうメカニズムなのかというと、人間の脳の中の側坐核(これはある程度の刺激が来ないと活動をはじめません)という部分が刺激されると、 アセチルコリンという神経伝達物質が出ます、これがやるきのもととなるということです。 つまり、とにもかくにもまず勉強をはじめるのが大切だということです。 勉強をはじめれば自然とのってきます。

音読について

視覚作用と発声作用という2つの作用による記憶が中心となるので、 視覚作用だけの黙読に比べて、より確かな記憶となるそうです。 ただ、黙読にくらべて時間をくうので、音読するものは、どうしても覚えたいことや、英語や古漢の文章などの語学的なものだけにしといたほうが無難です。 また、こうして音読したものを録音して移動時間などに聞くのも有効です。 何かの本で読んだのですが、人の声より自分の声を聞いたほうが覚えやすいそうです。

室温と集中力

夏の暑い日って集中力がでませんよね、逆に冬場に暖房をいれてもなんだか眠くなってきます。 実は、室温は集中力と大いに関係があるのです。 室温が高いと脳の血流が変化するために、脳の活力が低下するそうです。 昔からいわれているように、頭寒足熱(足元の温度の方が、頭部の温度よりも高い状態)を基本に考えるのがベストです。 したがって、冬場も部屋全体を暖めるよりは、足元を暖めた方がよいです。 寒いなら上着を着る。そして、頭は冷えた状態で保つことが大切です。

睡眠

レム睡眠が記憶の保持と関係があるらしいことは多分皆知っていることでしょう。 このレム睡眠は約90分に一回の周期でやってきますが 周期を減るにしたがってレム睡眠の時間が増加するらしいです。 つまり、1回目のレム睡眠より2回目のレム睡眠の方が長い、ということです。 特に睡眠時間が7時間から7時間半あたりに達した頃に来るレム睡眠は、非常に時間が長いので 受験生の方は7時間程度の睡眠を取ることをお勧めします。 夜、冴えない頭で勉強するよりも、十分な睡眠を確保した方がプラスになります。

また、睡眠不足が続いてるときは10分から30分程度の昼寝が効果的です。 ただしこれ以上寝ると、睡眠が深くなり容易に起きれない+おきても頭がはっきりしない状態になるので くれぐれも昼寝はとりすぎないように。

正しいイスの座り方で疲労を防ぐ

1. できるだけ深く腰掛ける。
これは鉄則!
2. 背筋を伸ばして背もたれにもたれないようにする。
3. ひざ小僧がほぼイスの高さになるようにする。
(太ももがイスから離れてると足に負担がかかるので)
4. 腹と机の間隔を近づける。
(机が肩のほぼ真下にあればひじをつきやすい)
5. ひじから手首までを机に置いて腕に楽をさせる
(ひじをついて勉強するには机のスペースが広くないといけない。)
6. 本はななめ45°に傾けて読む。
(手首を机につけて下から支えるようにして本を持つスタイルがおすすめ)

以上のことをすれば疲れにくい。 いすと机が連結していて、座ったとき肩のほぼ真下に机を持ってくることが出来ない机を 予備校なので見かけるが、人間工学的に間違っている。 そういう場所で勉強するのはおすすめできない。

ストレッチで疲労回復

Introduction

疲れてるのに無理すると勉強ぎらいになっちゃう! 疲れて帰宅して勉強する気力が出ない! そんなときこそストレッチ。即座に疲労回復できる。

メカニズム

勉強中は筋肉の硬直状態が続くから疲れるのだ。 硬直状態では血液が十分に流れておらず、疲労物質である乳酸が排出されずにたまっていく。 筋肉の伸び縮みを伴わない筋肉の使い方なので、血行が悪く、 運動による疲れ方とは質の違う疲れ方を体験することになる。 だから、ストレッチで血行促進することが疲労回復に大変有効なのである。

コツ

  1. 息を吐きながら筋肉を伸ばす。
  2. 別の機会に詳述するが眼筋ストレッチもたいへん有効である。
  3. 強く伸ばしすぎずに時間的にやや長めにストレッチする。
  4. マッサージを併用する。

腹式呼吸でリラックス

Introduction

どうすれば集中力を保って学習できるのか。 集中するにはリラックスと緊張のバランスがとれていれば良い。 そのために疲れをとったり心を落ち着かせることが肝要なのである。 腹式呼吸で適度なリラックスを得る方法を身につけよう。

Detail

呼吸は、体内の炭酸ガスを出して、空気中の酸素を取り込む目的で行われる。 浅い呼吸では炭酸ガスがすべて排出されない。そうすると、思考がにぶるし、 緊張してしまう。なので、深呼吸で炭酸ガスをたくさん排出することが大事である。 胸を膨らませて深呼吸する人が多いようだけど、それだと十分に深い呼吸を行えない。 腹で呼吸する理由はここにある。

まず、炭酸ガスをできるだけ体外に追い出すために、腹筋をつねに意識しながら めいっぱい腹をへこませながら、ゆっくり息を吐こう。10秒くらいかける。 このとき、体外に毒や悩みや不安物質を排出するつもりで行うのがいいとされる。 息を吐くことで副交感神経が優位になり、体中がリラックスモードになる。 ゆっくり息を吐くのは、このリラックス状態を長続きさせるためだ。

つぎに5秒くらいで息を吸おう。 吸うときには交感神経が優位になり、緊張状態になる。 緊張をほぐすには、吸う時間を吐く時間の1/2以下にするのが良い。 吸ったら息を5秒くらい止める。 止めない流儀もあるが、止めたほうが吐くときにリラックスできるというのが私の感想だ。 以上の呼吸を10回ほど行う。 (意識しなくても腹式呼吸できるようになるには、毎日30分ほど腹式呼吸行うのが良い)

脳への賢いエネルギー補給

summary

受験生はごはん食にすべき。ただし、即座のエネルギー補給には砂糖が良い。

脳の仕組み

脳はニューロン(情報処理素子)とグリア細胞(ニューロンへの栄養補給などを行う)から構成されている。 ニューロンは、神経伝達物質や脳内麻薬を生産する。神経伝達物質はニューロン内の電気信号を他のニューロンに伝える役目をもつ。 脳内の情報処理は膨大な数のニューロンの働きによって行われている。

詳細:ビジュアル生理学-神経細胞

ニューロンがこうした役目を遂げるには、エネルギーが必要だ。エネルギーとしては血液中のブドウ糖(血糖)が使用される。 脳がエネルギー源として利用できるのは基本的にはブドウ糖のみである。

脳へのエネルギー補給

ブドウ糖を摂取するには、糖質(炭水化物)を含む食物を食べるしかない。 ヒトは主にごはんやパンで摂取している。ところで、ごはんとパンの違いは何か。 ごはんのほうが消化が悪いのだ。だから脳への安定したブドウ糖供給を行うにはごはん食が良い。 パンはすぐに消化されるので、朝にパンを食べると正午までには脳はエネルギー不足になってしまう。 ごはん食であっても少食だったり運動後だったりすると脳が利用できる血糖が足りないことになってしまう。 こういうときには、砂糖を摂取するのが良い。 ごはんはデンプンなので体内での分解に時間がかかる。砂糖は二糖類なので分解が速い。 勉強の合間にチョコレートをかじったりすると良い。すばやく血糖値を上げてくれる。 脳はたくさんのエネルギーを使う器官だ。積極的にエネルギー補給しよう。

合格に必要なもの

受験合格に必要なのは、素質、努力、要領、環境、運。 まあ、勉強に限った話ではないが。 これらのうちで、反映される割合からいくと、自分の主観では 素質30%、努力30%、要領20%、環境10%、運10%。 これらのうちで、変えられないものは素質。だから素質が大事だと書く本は売れない。 また、努力や根性は、しんどいから敬遠される。だから努力が大事だと書く本は売れない。 環境は、親の立場や金によるので、なかなか本人は変えられない。環境が大事だと書く本は 親には受けるが本人向けには売れない。 運をつける方法は、胡散臭くて売れない。 要領が100%だと言い切る和田は、まさに売れ線を狙った内容だといえる。が、しかし 真実ではないため、信者は騙される。信者になって、そのおかげで受かったと思っている奴も、 実は本人が意識していないだけで素質や環境や運が良かっただけの場合が多い。

東大受験生へ

この手紙をもって僕の浪人生としての最後の仕事とする。 まず、僕の不合格理由を解明するために、東大教授に採点答案開示をお願いしたい。 以下に、東大受験についての愚見を述べる。 東大受験を考える際、第一選択はあくまで前期試験での合格であるという考えは今も変わらない。 しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、 3月10日の時点で諦めや絶望をともなった不合格例がしばしば見受けられる。 その場合には、添削を含む後期対策が必要となるが、 残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。 これからの東大受験生の飛躍は、後期試験対策の発展にかかっている。 僕は、君たちがその一翼を担える数少ない受験生であると信じている。 能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 君には東大入試突破法の発展に挑んでもらいたい。 遠くない未来に、不合格による浪人生がこの世からなくなることを信じている。 ひいては、僕の不合格を嘲笑の後、君たちの研究材料の一石として役立てて欲しい。 屍は生ける師なり。 なお、自ら東大受験の第一線にある者が前期、後期とも合格できず、 早稲田大学に入学することを心より恥じる。

財前一浪

教科別メモ


編集中...

>>68-90, >>180-182


68 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:17 ID:ANOdE5j5
難問を解くには、3つの要素があります。 

ひとつは連想力 
これは基本問題の演習量がものをいいます。 

もうひとつは論理力。 
もちろん演習量も大事ですが、それ以上に大事なのは、演習を積むときにどれだけ考えているか、ということです。 
なぜそうするの?なぜそれじゃいけないの?普段から「なぜ?」と考える習慣が身についていないと、この論理力の力が不足しがちです。 

そして、最後に整理力があげられます。 
問題文の条件をいかに整理できるか、これは意外と重要です。また、いま自分が何をやっているのか? 
ということをすっかり忘れて、凄まじい暴走ぶりを発揮する人がたまにいますがw、それはこの整理力の欠如からくるものです。 

69 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:22 ID:ANOdE5j5
人間は、複雑なことを、いっぺんに理解することはできません。 
それは、どんなに「頭がいい」と言われている人にも言えることです。 
たとえば、小学校では、「掛け算」を習う前に必ず「足し算」を習います。 
もしこのふたつを逆の順番に習うことにしたら、誰も算数を理解できなくなってしまいます。 
なぜなら、「掛け算」という概念は、「足し算」という概念が足場になって、はじめて理解できるものだからです。 
どんな人でも、複雑なことをいっぺんに理解できない。まずは、これを頭に入れてください。 

とはいえ、世の中には、複雑な概念をしっかりと理解している人がたくさんいます。 
彼らは一体どのような方法で、人間の宿命的弱点でもある「複雑なことに弱い」という性質をを克服してきたのでしょうか? 
実は、至ってシンプルな事実があるのです。つまりこういうことです。 

どんなに複雑なことも、それを単純な概念の組み合わせ 
    として考えることができる。 

70 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:23 ID:ANOdE5j5
数学にせよ、物理にせよ、化学にせよ。 
もしあなたが勉強しているときに、「さっぱり分からないのだ。」という厳しい現実に直面したときは、 
ここに書いてあったことを思い出してください。 
つまり、「複雑とは、単純の組み合わせにすぎない」という視点に立って、 
「さっぱり分からない」と思うそれを単純なものに分解してみてください。 

71 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:24 ID:ANOdE5j5
よく「教科書がすべてだ」、という人がいます。 
なるほど、教科書を見ると、入試で問われる基礎知識が漏れなく載っています。 
しかし、実際の入試では、それらの基礎が組み合わさって出題されるので、見た目にはずっと複雑になります。 
たとえば関数に絶対値をつけると、グラフがとたんに複雑になりますよね。 
ふたつ組み合わさっただけでずいぶん複雑になってしまいます。 
これに文字aとかが入るとさらに難しくなります。ひとつひとつのことは単純ですが、 
それらが23個組み合わさるだけでどんどん複雑になっていくのです。 

72 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:24 ID:ANOdE5j5
これら対処する力を身につけるには、まずはひとつひとつの基礎的事項に対する理解を十分に深めることです。 
「何となく分かった」という程度の理解では、それらが組み合わさり複雑になったとき、理解の浅さが露呈されてしまいます。 
次に、複雑なものを単純なものに分解する力を養うことです。 
さきほどの、絶対値のついた関数の例でいえば、まずは絶対値のついていない関数から考え、その後に絶対値をつけてみる、といった具合です。 

73 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:26 ID:ANOdE5j5
人は文章を一瞬で理解することはできませんが、視覚的な情報ならすみやかに理解することができます。 
たとえば、遊園地の状況が詳細に書かれた文章を見せられても困りますが、遊園地の写真を見ればそれが遊園地だと瞬時に判断できます。 
視覚的な理解は早いうえに正確なのです。 
ならば、逆に視覚的理解をこちら側からいつも意識して勉強しましょう。 
教科書の文字を追いながら、それを頭の中で視覚化していく。 
そしてひとつひとつの知識を、その視覚的イメージでつなげていく。 
それだけで勉強のペースがずいぶん違ってきます。 


74 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:28 ID:ANOdE5j5
未知の知識に遭遇したとき、 
人は既に自分が知っている「知識」や「考え方」を頭の中に呼び起こして、 
その未知の知識を理解しようとします。 
たとえば、異惑星に行って、 
緑色の生き物が、葉っぱをバタバタさせながら飛んでいたら、 
『あれは「翼」をもった「植物」である』、という風に考えますよね。 
未知の生物を、既存の知識「鳥」「植物」で説明しようとするわけです。 

勉強するときも、このことを意識していると、 
理解が早くなります。 
つまり、新しい知識を理解したいときは、 
あなたが既に学習した知識を思い出し、 
それと新しい知識を比較・検討するのです。 
すると、新しい知識を理解できるばかりでなく、 
そこで呼び起こした既知の知識に対する理解も深まります。 

75 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:34 ID:ANOdE5j5
英単語について 

一週間で50〜100単語を目標にします。まずは単語集を実際に発音しながら読んでいきます。 
たとえば、「disgust;うんざりさせる」という単語を覚えるときは、ディスガストゥと発音しながら頭の中でうんざりさせられる気分を想像します。 
想像というよりも、念じる、という具合に強く頭の中でイメージを膨らませます。例文があったら、それを読みながら、その状況を想像します。 
His table manners are disgusting.. 
「彼のテーブルマナーは全く気に入らない。」 
と書いてあったら、英文を読みながら、テーブルマナーが最低な人を想像します。 
その人ははしで皿をチャンチャン叩いています。むかつく。もううんざりだ。そしてHis table manners are disgusting..と発音します。 

日本語ではあまり考えない方がいいです。「英語⇒日本語⇒イメージ⇒理解」という流れではなく 
、「英語⇒イメージ⇒理解」という流れを、単語を覚える段階から作り出したいからです。 

そんな感じで10個ぐらい眺め終わったら、次に今まで読んだ単語を紙に書き出します。 
コピー用紙などが便利です。左に英語、右に日本語といった感じに書き出します。 
そして、日本語を隠して、英語⇒日本語に訳してみます。と同時に、自分がその単語に対して付加したイメージも思い起こします。 
それが10個全部に対して完璧になるまで繰り返しましょう。 

ここまでやるとかなりうんざりしますが、その代わり効果はてきめんです。 
ここで書き残したコピー用紙は、電車の中や内職で最低三回は見直します。 

76 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:36 ID:ANOdE5j5
長文について 
まずは長文に慣れるために比較的易しいものを選びましょう 
問題集は入試問題が載っているものなら何でもいいですが、問題があまり多すぎないものにしましょう。 
とにかく、読むことが優先ですから。一日2、3個読んで一ヶ月で一冊を仕上げます。 

長文を読むときはスピード感が大事です。たまに英語を逐次日本語に訳しながら読んでいる人がいますが、 
それはタブーであると考えましょう。はじめのうちは仕方ないかもしれませんが、 
なるべく、英語を英語のまま理解するようにします。たとえば次の文章を読んでみてください。 

77 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:37 ID:ANOdE5j5
He is dead. 
これぐらいなら、日本語に訳す必要もないですよね。He is dead.という文から、死んでる人が思い浮かぶと思います。 
つまり、「彼 は 死んだ。」と逐語訳しなくても、英語を英語のまま理解していることになります。 
次に少しむずかしめの文章を見てみます。日本語には訳さずに、英語を読んでみてください。 

Nearly three million American children are being raised by their grandparents or other relatives. 

1回ぱっと読んだだけではぴんとこない人もいるでしょう。英語が苦手な生徒は、その後すぐに日本語に訳そうとしがちです。 
しかし、そこをぐっとこらえて、何度も何度も英語のまま読んでみましょう。 
78 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/17 (土) 14:38 ID:ANOdE5j5
どうですか?英語のまま理解できましたか? 
とにかく、長文はなるべく英語のまま理解しようとすること。こっちの方が断然読むスピードが速いし、 
英語の微妙なニュアンスも見えてくるようになるため、理解も正確になります。 
さらに、英語→理解の構造が頭の中で構築されるため、ヒアリングにも強くなるわけです。 

ちなみに、英文和訳の勉強は長文読解とは別物と考えましょう。 
長文を全訳する、というのは全く必要ないし、逆に有害です。 
和訳とは、自分が英語のまま理解したことを、日本語に変換する作業であると考えましょう。 
たまにすごくぎこちない和訳をかく人がいますが、そういう人は、このへんを理解していないのだと思います。 
79 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:36 ID:AVb/Tz0W
【マークシートを塗るトレーニングは必要】 
センター試験では、マークシートのセルを大量に塗るわけで、当然、速く確実に塗ることとが要求される 
わけだが、疲労を蓄積しないことも重要である。塗るのが速いヒトは、それぞれ方法論を持っているだろ 
うが、塗り方のコツはなかなか文章では説明しにくいものである。マークカード・リーダーで読み取らせ 
るには、塗りつぶす必要はないということだ。1秒間に2個程度なら、少しの訓練ですぐ塗れるようにな 
るはず。この辺の情報は、詳しいヒトも多いはずなので、自分の周りの塗るのが速いヒトを見つけて、実 
演してもらうことだ。1秒間に5個以上となると、ビックリ人間の領域だが、やはり2個程度は塗れるよ 
うにして、時間を有効に使いたい。速く塗れる技術は、同時に疲労も少なく、一石二鳥である。 
方法論が理解できたら、模擬テストで試したり、TOTOや場外馬券場で試して、コツを?んでおくべし。 
それなしに、本番でいきなりというのは危険過ぎる。 


80 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:36 ID:AVb/Tz0W
[酸化還元反応式をもうちょっと早く書く方法] 
まず、半反応式書くときに2種類の書き方があるのは知ってる? 
(例)[MnO4- →Mn2+ について] 

(i)(1.酸化数変化からe-を合わせて 2.電荷をH+(またはOH-)で合わせて 3.原子数をH2Oで合わせる) 
1.(酸化数は+7→+2なので)MnO4-  +5e-→Mn2+   
2.(電荷を合わせる、1.の時点で左辺の電荷は-1-5=-6、右辺は+2) MnO4-  +5e- +8H+→Mn2+ 
3.(原子数をH2Oで合わせる) MnO4-  +5e- +8H+→Mn2+ +4H2O (完成) 

(ii)(1.Oの数をH2Oで合わせる 2.Hの数をH+で合わせる 3.電荷をe-で合わせる) 
[酸化数変化がわからなくても、機械的に半反応式が書けてしまう方法、といえる] 
1.(Oの数をH2Oで合わせる) MnO4- →Mn2+ +4H2O 
2.(Hの数をH+で合わせる) MnO4- +8H+ →Mn2+ +4H2O 
3.(電荷をe-で合わせる) MnO4-  +5e- +8H+→Mn2+ +4H2O  (完成) 

これだけ眺めると、(ii)の方が便利だなー、て思ってしまいそうだよな。 
だってさ、(ii)の方法は(i)と違って、酸化数の変化がわからなくても、なぜか機械的に半反応式が書けてしまうから。 
でもな、半反応式って何のために立てるんだっけ? イオン反応式を書くためだよな。 
で、半反応式からイオン反応式を作るときに、どんな作業をする?  
「e-を消去する」んだよな (←これが半反応式を立てる一番の大きな目的) 

ここで、もう1回(i)と(ii)を見比べてくれ。 イオン反応式を作るときに重要となるe-がどちらが早く登場してるだろうか? 
(ii)の方法では3. でやっとe-が登場するのに比べて、(i)の方法ではいきなり1.でe-が出てくるんだよ。 
んで(i)1.では、酸化数変化からe-を出している、つまり酸化数変化の媒介変数みたいなものがe-だと言えるよな。 
んじゃさ、e-を考えなくても、酸化数変化だけで、酸化剤と還元剤の比を考えてしまえばいいんだよ。 
それから(i)2.3. の電荷、そして原子数を合わせてしまえばいい。 
実際にちょっと例出してやってみるな。 

81 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:38 ID:AVb/Tz0W
(例)[銅に希硝酸を加える] 
起こる反応は、Cu→Cu2+(酸化数変化+2:0→+2 ) HNO3→NO(酸化数変化-3:+5→+2)なので 
3Cu   →3Cu2+  (+2)*3 
2HNO3  →2NO   (-3)*2   (←これが半反応式からe-を消去する行為に相当する) 
そして電荷を合わせる(ここではH+で合わせるが、反応が中性、アルカリ性条件の問題ではOH-で合わせればよい) 
左辺の電荷の合計が0、右辺は+6 なので 
6H+   → 
そして原子数をH2Oで合わせればよい。 
     →4H2O 

以上のをもう一度書いてみるな。 
3Cu   →3Cu2+  (+2)*3 
2HNO3  →2NO   (-3)*2  (上の2つは酸化剤と還元剤) 
6H+   →         (電荷を合わせる(電気量の保存)) 
     →4H2O        (原子数の保存) 

これらを横に並べればイオン反応式は完成 
3Cu +2HNO3 + 6H+ →3Cu(2+) +2NO + 4H2O 
[実際に解答するときは、問題文の余白にさっきの縦に反応を書いていくやり方で書き、解答用紙にはそれを見ながら横に並べるのが解答は速い] 
慣れてきたら最初から一気に横に並べて書けるけど、俺は縦にまず書いて、解答用紙では横で並べて書くのをオススメする。 
んで、化学反応式を書けって問題でも、問題文の余白に縦に書いたイオン反応式に、直接イオンを加えて書くのが良い。 

82 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:40 ID:AVb/Tz0W
【センター化学にはこれを知っておこう】〜その壱 

問)次の記述(1)〜(4)のうちから、誤りを含むものを一つ選べ。(92追試) 

(1).100℃、1atmで液体の水(密度0.96g/cm^3)が蒸発すると、その体積はもとの体積の1.6×10^3倍になる。 
(2).水分子は極性分子であり、硝酸ナトリウムのようなイオン結晶やアンモニアのような極性分子をよく溶かす。 
(3).閉じた容器の中で液体の水と飽和水蒸気が共存しているときには、水分子は液体から飛び出して気体分子となることはない。 
(4).氷が水に浮くのは、氷では水素結合の配列が液体の水より規則的で、すき間の多い構造になっているためである。 

この問題は、ほとんどの受験生が正解したはずだ。もちろん正解は(3)。蒸発と凝縮の速度が平衡状態なわ 
けで、問題文が間違いなのはわかるだろう。 
では何秒で解けたろうか?問題文を読んだ瞬間に出題者の意図がわかったので、私は10秒かからなかった 
が、このセコいトリックに引っかかって、1分以上を費やしたら要注意である。要するに、(1)に計算問題を 
持ってきて、時間を奪おうという魂胆なわけだ。私なら、まず(1)を読んだら流して(2)へ行き、(2)は正しい 
ので、(3)を読んでこれが誤りだと確信する。(4)も読まないし、(1)も計算しない。このテクニック(と言う 
ほどのものではないが)は、参考書にも載っているので知っている受験生も多いだろう。これは、センタ 
ー試験に限らず、各種資格試験などでもよくあるパターンなので、知らないヒトは注意しよう。自分はそ 
んな術中にはハマらないと思っているだろうが、多くの純粋でナウなヤング達は、(1)を気体の状態方程式 
で解くことから始めてしまうのである。出題者のセコそうな顔が浮かんでくるような問題だ(きっと水木 
しげるの漫画に出てくる、眼鏡をかけた出っ歯のサラリーマンみたいな顔だ)。 

教訓:正誤問題で、選択肢に計算問題があったら、そいつは後回し 

83 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:45 ID:AVb/Tz0W
【センター化学にはこれを知っておこう】〜その参 

問)白金板を電極として硫酸銅(U)水溶液を、0.50Aの電流で96.5分間電気分解した。陰極で析出する銅の質 
量〔g〕と陽極で発生する酸素の標準状態での体積〔mL〕の組合せとして最も適当なものを、次の(1)〜(6)のう 
ちから一つ選べ。ただし、Cuの原子量は64、ファラデー定数は96500 C/mo1とする。          

銅の質量〔g〕/酸素の体積〔mL〕 
(1) 0.96   42 
(2) 0.96   84 
(3) 0.96   168 
(4) 1.92   168 
(5) 1.92   84 
(6) 1.92   42                                     (00追試) 

今回の問題では、96.5分とファラデー定数の96500を見て、これは約分できるな!などと微笑んでいたら、ま 
だまだ白帯である。計算の苦手な私でも、この問題は暗算で25秒で(3)と答えが出た。 

電気分解で電極で析出する物質の量は、(流れた電気量)x(物質量)で求まるのはわかるだろう。この場合も、 
公式に当てはめて計算を間違えなければ答えにたどり着く、ごく普通の問題だ。しかし、今回知りたいのは、 

84 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:46 ID:AVb/Tz0W
物質の量ではなくて「数値の組み合わせ」なのだ。こういう場合、銅の質量と、酸素の体積の比を求めて見当 
を付けるのが手っ取り早い。つまり、それぞれの物質量にのみ注目し、流れた電気量は無視するのだ。陰極 
では、電子1molに対して、銅は1/2 x 64〔g〕析出し、陽極では酸素が1/4 x 22400〔mL〕発生しているのだか 
ら、銅の質量〔g〕:酸素の体積〔mL〕は 

銅の質量〔g〕:酸素の体積〔mL〕= 1/2 x 64 : 1/4 x 22400 = 34 : 5600 
≒ 1 : 100〜200 (計算が面倒なので概算で100〜200とした) 

とすれば、この条件を満たす選択肢は(3)しかあるまい。暗算名人なら、1:164.7 = 0.98:168 と求められる 
だろうが、この問題では無用だ。計算の苦手な私でも 1:100〜200 までなら暗算できる。もし該当する選択肢 
が複数あれば、暗算名人と同じように最後まで計算すればよい。こう考えると、この問題は96.5分もファラデー 
定数も、使わなくてOKだったことがわかる。 

センター問題では、概算で答えが選べる問題が結構多く、このような2つの数値の組み合わせを問う形式では、 
概算は重宝する。もうひとつ知っておかねばならないのは、比を求めるなら、流れた電気量は両極で同じなのだ 
から、その部分は今回のように除外し、できるだけ計算を省略する工夫も必要である。 

教訓:計算は、見通しを立てながら概算で済まそう 

85 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:51 ID:AVb/Tz0W
【センター化学にはこれを知っておこう】〜その六 

問)( )で指定する原子の酸化数が、反応の前と後で変わっていない化学反応式を、次の(1)〜(5)のうちから 
一つ選べ。                                                  (99追試) 

(1).SiO2 + 2C → Si + 2CO               (Si) 
(2).3Cu + 8HNO3 → 3Cu(NO3)2 + 4H2O + 2NO  (Cu) 
(3).4Na + O2 → 2Na2O                 (Na) 
(4).2K + 2H2O → 2KOH + H2             (H) 
(5).CL2 + H2O → HCL + HCLO            (HCLO の H) 

   今回は、初級者向けのトリックだ。1週間の疲れがドッと出るようなセコい罠だが、この問題に30秒以上か 
かるようでは、本質的な部分で理解が足りないか、試験の取り組み方に問題があるので注意しよう。 
   この問題、ほとんどの受験生は得点できる。正解は(5)である。Hの酸化数は+1で変化は無い。 
   酸化・還元を習い始めた頃は、酸化数の計算をやらされたはずだ。(1)であれば、SiO2のSiの酸化数を+4 
であると計算して、それが0に変化したからSiは還元されたというやつだ。そうやって、全部の酸化数を求めれば 
当然解決するわけだが、酸化・還元がもう少し理解できるようになると、問題をざっと見渡して気づくことがある。 
   問題文をよく読んで欲しい。これは、酸化数を求める問題ではなく、酸化数の変化があったかを聞いている 
だけだ。つまり、変化が分かれば良いのである。選択肢を見ると、(1)〜(4)はすべて 単体 → 化合物 か、化合 
物 → 単体 だ。単体の酸化数はゼロなのだから、化合物の酸化数など求めなくとも、変化が起きているのは一 
目瞭然である。(5)だけ、単体ではないので、水や次亜塩素酸のHの酸化数など考えなくとも、消去法で正解は 
(5)しかないのである。正解を最後に配置したのも、初級者の時間を奪おうという理由だと納得できるだろう。 
   これは知識だけの話ではなく、こういう罠への対処の仕方を見ることで、受験生の情報処理能力とか、場 
合によっては人間性までも見られていたりするのだ。    
   
教訓: 問題はまず全体を見渡して、質問されていることだけを考えよう。 

86 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:52 ID:AVb/Tz0W
【センター化学にはこれを知っておこう】〜その七 

問) 炭化カルシウム(CaC2) 3.2g を水と完全に反応させて、アセチレンを得た。このアセチレ 
ンを完全燃焼させるとき、消費される酸素は標準状態で何リットルか。最も適当な数値を、次 
の(1)〜(6)のうちから一つ選べ。ただし、CaC2の分子量は64とする。 
(1) 1.4 (2) 2.8 (3) 5.6 (4) 11 (5) 17 (6) 26                 (02追) 

   センターの計算問題では、少し煩雑な計算が毎年1、2題出題され、そのほかに簡単な 
計算問題が3題程度出る。今回は話をわかり易くするために、あえて簡単な方を取り上げた。 
簡単な事例を使って、マークシート試験に利用できる一寸したコツを話すためだ。センター試 
験程度の問題量なら、化学が得意な学生なら、まともに解いても時間が余るだろうが、楽に 
解くに越したことは無い。また、こう解かなければならないということではないので、こういう解き 
方もあると気楽に考えて欲しい。 
   
   化学反応の量的関係を問う問題では、まず化学反応式をつくり、係数比の把握をするの 
だが、センターでは化学反応式をつくるのは最小限にとどめておくのが効率的だ。馬鹿正直に、 
聞かれてもいない反応式を作る必要はない。今回の場合は、炭素原子に注目すると、 
    CaC2 +  ?  → C2H2  +  ?     ・・・・ a 
    C2H2 +  ?  → 2CO2  +  ?     ・・・・ b 
(続く) 

87 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 02:53 ID:AVb/Tz0W
(続き) 
と書けるが、聞かれているのは酸素なので、b だけは化学反応式で表す。 
    C2H2 + 5/2・O2  → 2CO2  +  H2O   ・・・・ c  
結局、1molのCaC2に対応するのは5/2molのO2になることがわかる。酸素が何リットルかは 
    3.2/64  x  5/2  x  22.4             ・・・・ d 
を計算すればいいことになる。このまま計算してもいいのだが、センターの計算問題では、まず 
選択肢を見て、どの程度の精度が要求されているかを確認するのが賢いやり方だ。つまり、どの 
程度まで、いい加減に計算して良いのかを確認するのだ。で、許容される範囲内での近似や省 
略をして、一番近い数値を選べばよい。3.2/64 = 1/20 は当たり前だが、1/20 x 22.4 = 1 
としても、この問題の選択肢を見ればまったく問題ないとわかるだろう。最終的に d は 5/2 
(= 2.5) だけ残り、一番近い (2) 2.8 が正解だと分る。 

教訓:(1).係数比が明らかなものは、化学反応式はつくらない。  
    (2).出来るだけ分数で計算し(重要!)、選択肢を眺めてから適当に近似。最終的に、 
      近い値を選べばよい。 
    (3).マークシート方式の利点を活用しよう。 

88 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 03:02 ID:RgCxiqeV
【センター化学にはこれを知っておこう】〜その壱拾 
問) アセトアルデヒド、メタンおよび一酸化炭素の生成反応は、それぞれ次の熱化学方程式で表される。 
   2C(黒鉛) + 2H2(気) + 1/2・O2(気) = CH3CHO(気) + 166kJ 
   C(黒鉛) + 2H2(気) = CH4(気) + 75kJ 
   C(黒鉛) + 1/2・O2(気) = CO(気) + 110kJ 
アセトアルデヒドがメタンと一酸化炭素に熱分解する反応の熱化学方程式を 
   CH2CHO(気) = CH4(気) + CO(気) + Q kJ 
とするとき、Qに入れる数値として最も適当なものを、次の(1)〜(6)のうちから一つ選べ。 
(1) −351  (2) −190  (3) −19  (4) 19  (5) 190  (6) 351                       (02本) 

熱化学で生成熱を求める計算問題では、高校では2種類の方法を学ぶことになる。複数の熱化学方程式の加減をし 
て解くパターンと、エネルギー図を描いて、未知部分を求めるパターンだ。 
ところが、技術者や研究者は、現場ではこんな方法は使わないものだ。現実には、化学便覧などのデータを基に、単 
体のエンタルピー(含有熱)をゼロとして、各物質のエンタルピーを計算することで生成熱を求めるのである。つまり、 
ある反応のエンタルピーの増加は、ΔH = Σ[生成物の生成熱 −Σ[反応物の生成熱] となるわけで、簡単に目的の 
生成熱が求まるのだ。そして、センター化学でも、この方法で楽ができる問題が多いのである。 

なんて読みながら、ここまで何を言っているのか解読不可能なヒトは、センターだけならこう考えれば話は早い。 
  A.問題文に必要な成分の生成熱が与えられているかどうか?与えられていれば、Bへ 
  B.熱化学方程式をつくる(問題文で与えられることが多い) 
  C.単体の生成熱はゼロ、各物質の生成熱にマイナスをつけて方程式に代入し、目的の生成熱を求める 

まだ、よく分からないかも知れないが、実際に例題を解いてみよう。 
この問題では、生成熱は問題文中にすべてある。マイナスをつけて熱化学方程式に代入すると、 
   −166 = −75 + (−110) + Q 
    ∴ Q = 19 
(4)が正解となる。慣れると、すごく楽だし時間の節約にもなる。この問題は普通に解いてもどうということはないが、 
(続く) 

89 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 03:03 ID:RgCxiqeV
(続き) 
少し煩雑になると、この方法の威力がわかるだろう。 


まだ釈然としないようなら、練習問題を2つ経験してみよう。 

練習1)エチレンとエタンの生成熱は、それぞれ−52.2kJ/mo1と84.0kJ/molである。エチレンに水素が付加してエタ 
ンが生成する反応の反応熱として最も適当な数値を、次の(1)〜(6)のうちから一つ選べ。単位はkJ/mo1とする。 
(1) −136.2  (2) −68.1  (3) −31.8  (4) 31.8  (5) 68.1  (6) 136.2                 (00本) 

練習2)アセチレンの燃焼反応は、次の熱化学方程式で表される。 
   C2H2 + 5/2・O2 = 2CO2 + H2O(液) + 1309 kJ 
CO2およびH2O(気)の生成熱は、それぞれ394kJ/mo1および242kJ/mol、また水の蒸発熱は44k/molである。以上 
から、アセチレンの生成熱を計算するといくらになるか。次の(1)〜(6)のうちから、最も適当な数値を一つ選べ。 
単位はkJ/mo1とする。 
(1) 323  (2) 279  (3) 235  (4) −235  (5) −279  (6) −323                    (98追) 


解1)(6)が正解 
   C2H4 + H2 = C2H6 + Q kJ 
   −(−52.2) + 0 = −84 + Q   ∴ Q = 84.0 + 52.2 = 136.2 
解2)(4)が正解 
   2CO2 + H2O(液) + 1309 kJ = C2H2 + 5/2・O2 とすると 
   −Q + 0 = 2・(-394) + {(-242) + (-44)} + 1309   ∴ Q = −235 

90 名前: 某所からのコピペ :sage 投稿日: 04/04/18 (日) 03:06 ID:RgCxiqeV
二次まで残りわずかの勉強法は・・ 難問を難問のまま残さないことかな。 
難問を基礎レベルにまで落としてしまう。 
常に「時間を意識」して、もっと速く正確に解けないかを探ることが大事だな。 
「臭素水と反応して白色物質ができる」というのを見てすぐに「フェノール性-OHをもつのでは?」という考えが頭によぎらなければ解けない。 
こういう問題に出会って解くことが出来なかったときは、 
「Br2aqと反応して白色物質 → フェノール性-OHをもっている可能性がある」 というのを[形式化]して覚えてしまう。 
本番で考えて思いつくレベルの問題だと考えるのではなくて、すぐに頭にピンとよぎらなければだめだ、と演習期は考えなければならない。 
そうしないと、難問は難問のまま終わってしまって、結局本番で時間内に解けない羽目になってしまう。 
今年の東大後期京大後期でともにアセタール化が出たけど、これもアセタール化を形式化して覚えてなかったら、本番で焦って時間が間に合わなくなってしまうと思う。 
あと、計算を速く、そして、計算量を減らす工夫を自分の出来る範囲内で考えることも大事だな。 
どうせだから分子量で最低限覚えとく(計算量がぐんと減る)のをあげると、 
[-COOH =45,(CH3COOH=60より-OCOCH3=59)] [H2N-CH-COOH =74 (たとえばトリペプチドであれば分子量は74*3-18*2(水2個)+R+R'+R''(側鎖)と出す)] 
[ステアリン酸トリグリセリドの式量=890 
(油脂の問題ではC17HxCOOH、C15HxCOOH関連が多いから、分子量が先に出たときは890から逆算する。 
たとえば分子量878で1種の脂肪酸からなる油脂、ときたら、(890-878)÷3=4より、C17H(35-4)COOH、つまりC17H31COOHのトリグリセリドだとすぐわかる。)] 
この3つは最低限覚えとくと有機で計算が楽。 

180 名前: ◇受験生のすべきこと :sage 投稿日: 04/05/05 (水) 19:14 ID:Mhtppuf+
1.受験生は十分な状況反射を蓄えるまでは自分で考えてはならない。 
 「問題→あの型だ→この答えだ」の繋がりを蓄積していくことだ。 
 知識と条件反射の習得がまず最初に必要である。 
2.五分考えて判らなければ一時間考えたとしても判らない。 
 直ぐに答えを見るべきである。 

181 名前: ◇不合格者の条件 :sage 投稿日: 04/05/05 (水) 19:14 ID:Mhtppuf+
1.完全主義者は必ず落ちる 
 (=合格点を取るかどうかが問題) 
2.相対評価である 
 (=合格枠に入れば良い。トップレベルの人に指標を当てろ) 
3.復習しない人は落ちる 

182 名前: ◇注意点 :某所からのコピペsage 投稿日: 04/05/05 (水) 19:15 ID:Mhtppuf+
1.基本書を試験勉強の中心としてはいけない 
 (合格レベルにならないと読みこなせない場合が多い) 
2.何より大切なことは、全体構造を掴むことである 
 (基本書などの目次を構造的に眺めると良い) 
3.何事も終盤に向かってどんどん熱くならねばならない 
4.自分で考えなければならない 
  「実力をつけるのは、解答つきの問題集を良く学び、これを卒業してから、 
  自分独自の考え方や解き方に進むべきである」(糸川英生)」 
  「要は解けるか解けないかは似たような問題を 
  解いたことがあるかどうかで決まるのだ」(ポリア) 


このページに対する問い合わせは、nira@s25.xrea.comまで。 追加する文章についても、メールで知らせてくれれば、できるだけ早く対応する。 本スレをいつも漏れなく見れるわけではないから、メールのほうが良いかも。 その際はメールの件名に「【東大への道】」といったものを入れてもらえると嬉しい。 その文章についても、見出し、段落、強調、引用などが明確だと非常に嬉しい。 とはいうものの、多分更新は殆どありません スマソ 2004-06-16